2016-11-18

DSR1K6(厚み3mm)を注文完了

ナイフ用の鋼材として下記仕様の鉄板を注文しました。

鋼材:DSR1K6
厚み:3mm
サイズ:235mm*2500mm

サービスで、数回のカットをして貰えるとの事だったので、ナイフ作りに都合のいい大きさにカットを依頼済み。

金額については、見積書に公表禁止とあるので控えさせていただくが、それなりの量で購入しているので、ネットで売られている金額よりも、かなり安いとだけ言っておこう。

モラの3.2mm厚のナイフが薪割できるので、モラが炭素鋼なことを考慮しても、刃の長さや、形状を考えて作れば、ハードユースでもどうにか使えるんじゃないだろうか。

4mmや4.5mmが手に入らなかったのは残念だが、この金額でこの量なら、好きなだけ試行錯誤ができるので、軽量なブッシュクラフトナイフとして実用に最適な一本を作ることも可能かもしれない。と、自分に言い聞かせてみる。


業者側からしたら少量の注文な事と、サービスでのカットなので、他の受注に合わせて作業をするそうなので、鋼材が用意できるまでには、もうしばらく掛かる予定。
暫くは、ネットでナイフのデザインなんかを眺めたり、トレースしたりして構想を練って、業者から連絡が来るのを待ちます。


2016-11-08

大同1Kと呼ばれる鋼材について考察

大同1Kとは某ネットショップかどこかが発祥の通称で、正式名称はDSR1K6。
大同特殊鋼業の、マルテンサイト系のステンレス鋼材で、炭素の量によってDSR1K2〜DSR1K11の種類があるとメーカーHPに記載されている。

成分についても同HPに記載されているが、記載箇所によって違いがある様だ。
※ナイフとして使われているDSR1K6のみ抜粋

ステンレス鋼DSR1K6()内は帯鋼の資料
C 0.6(0.6)
Si ≦1.00(≦1.00)
Mn ≦1.00(≦1.00)
Ni ≦0.50(-)
Cr 13.5 (13.5)
Mo 0.1(0.13)
V 記載なし(0.13)
特殊元素 添加(帯鋼ではV0.13と記載)

この記載の違いが実際の鋼材にどこまで影響するのかと、炭素の含有量が少ないところが気になるところだけど、YouTuberの先人たちによれば実用硬度は59〜60になるようだし、実用にそこまで問題はなさそう。

何よりも、3mmなら鋼材自体がかなり安く手に入れられそうなので、コストパフォーマンスは非常に高い。
今週一週間、4.5mmの手配ができるかの連絡を待って、その結果如何で3mmを購入するかを決めようと思う。

2016-11-02

鋼材探索の結果報告


行ってきました。

某刃物の街へ。

鋼材やら、ナイフの材料やら、生で見るのは良い勉強になります。

とは言え、今回は鋼材を買わなかった。

ATS-34とか、VG10なんかは、それなりの種類があったものの、今回欲しいのは練習用の鋼材。
つまりDSR1K6(通称大同1K)。

3mm厚の物は確保が出来る算段はついたものの、4mm〜5mmの物については、ここ最近の仕入れはないそう。(大同の営業所にも確認済)

個人的な理想は4.0〜4.5mmなんだけどな。
3mmでも実用上の問題はないけれど、ハードな使用には多少の不安がある。6cm以下の短いナイフなら3mmがベストだと思うけど、長さが10cmを超えたものだと、焼き入れでの反りも考えると、保険も兼ねて少し厚めが良い。

一応、不定期で仕入れるルートがあるとの事で、その時に分けてくれるかを確認してもらってたりはするけど、望みは薄いし、手に入るとしても時期が読めない。

とりあえず、現時点でDSR1K6を使うのは、ほぼ確定してるとして、4.5mmの仕入れが可能かの確認待ちで、その結果と価格次第でどうするか決める予定。

そう言えば、お土産に折りたたみナイフを頂きました。
お店の方、ありがとうございます。


市松模様に似た不思議な柄が、何ともレトロな雰囲気で、見ていて落ち着きます。


展開するとこんな感じ。

よく見ると、ナイフの根元にYAXと打刻されているので、Google先生に聞いて見ると、藤本保広氏の作品っぽいけど、確証を得ない。

2016-11-01

ナイフを作ってみよと悪魔が囁くので

頭の中の悪魔が囁くのです。
”汝ナイフを作れ”と

何に使うの? ごもっともです。
買えばよくない? 至極ごもっともです。

世間からは何かと冷たい目で見られる刃物、それがナイフ。
包丁よりサバイバルナイフが使われた事件の方が、ニュースでは大きく取り上げられるくらいには人気のある道具、それがナイフ。

作りたい理由は特にないし、作る必要も迫られているわけではない。
ただ、所有の雑木林を散策する時、藪漕ぎに使える大型のナイフが欲しい、とか、ブッシュクラフトに使えるフルタングのナイフが欲しい。
二種類欲しいし、せっかくだし作ってみるか、そんな程度の理由。

フルタングではないけど、キャンプに使う程度のナイフはすでに持ってたりはする。
でも、それはそれ、これはこれ。

とりあえず、鋼材は下記を基準にフィーリングで選んでこようと思ってます。
・DSR1K6 とにかく安い、一部で信仰されてる。
・VG10 普通に安い、中ランクの包丁によく使われてるアレ
・ATS-34 意外と安い、高級カスタムナイフによく使われる

ZDP-189、SPG2なんかも気になるけど、それはまたの機会のがいいだろう(いい鋼材があれば買っておいてもいいかもしれない)

何はともあれ、ちょっくら某刃物の町にでも出向いてきます。