さて、生半可なGS乗りを批判してしまった手前。
「じゃあ、お前はR1200CMontaukをちゃんと乗ってんのかよ?」
と、突っ込まれる所なので、私の事を少し語ってみます。
結論から言うと、私はMontaukを”ちゃんと”乗っていません。
と言うか、このバイクのちゃんとした乗り方が未だに理解できないのです。
バイクってのは、そのスタイルから何となく乗り方が想像できるもので、
跨ってみれば、尚の事「こんな風に乗るんだぜ」と語りかけてくるものです。
・オフロードなら、山道や林道、ダート等のアスファルトじゃない道を走らせようとしてきます。
・スポーツ系なら、「一般道だからって、荷重はしっかりかけろよ?」って囁かれます。
・ネイキッドなら、肩肘張らずに自然体のままで、思うように走れば良い。
・クルーザーならば、ドカッと座ってアスファルトの上を、ただ真っ直ぐに。
そんな感じです。
大抵のバイクが、この語りかけてくる何かと、見た目の印象が一致します。多くのライダーさんも、それに合わせて服装や走る場所、走り方を自然と決めていると思います。
けれども、どうやらモントークは、この見た目と乗った時の感覚にズレがある。
見た目は文字通りクルーザー、だが乗った時の感覚は、どちらかと言うとネイキッド、いやカフェスタイルに近いかもしれない。
感覚的に言えば、「攻めろ! のんびりするな! つっこめ!」と急かされている気がするのだ。
だからといって、攻めればステップ擦るし、加速は鈍いし、(林道に)突っ込んだら(意外と走れるけど)明らかに場違いだし、正直このバイクにはあってない走りだ。
確かに、他のクルーザーに比べれば攻めれるし、突っ込んでも何とかなる。だからといって、この見た目には似合わない。でも、そう走ると気持ちがいいんだから不思議だ。
のんびり走るのも、勿論、気持ちがいい。けど、モゴモゴと回転が上がるエンジンで攻めるのも気持ちがいい。
どう付き合っていけばいいのか、未だに分からない。だからこそ、永い付き合いになりそうだ。時間をかけて、このバイクが忘れ去られた頃には、颯爽と乗りこなして「あのバイクなんだ?」と思わず口にしてしまうような一体感を、このバイクで出せたらと思う。
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